今日の一枚、今日のひと言

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動く美術館「祇園祭」とまつりの森ミュージアム

こんにちは。

今日は祇園祭のお話です。貞観年間(859-877年)から続く日本三大祭のひとつであり日本三大曳山祭秩父夜祭高山祭)のひとつ。山鉾行事は重要無形民俗文化財に指定されています。祇園祭自体は1カ月続くのですが、やはりハイライトは宵山山鉾巡行ですね。2014年から後祭(あとまつり)が復活しています。

千年以上にわたって継承されてきた前祭・後祭の習わしを、後世に正しく伝えていくためだそうです。前祭は23基が巡行、後祭は11基が巡行します。

祇園の語源

祇園精舎、インドのコーサラ国首都シュラーヴァスティー舎衛城)城壁南端から西南約500mの位置にあった精舎(vihāra)で釈迦が説法を行った場所。

現在はウッタル・プラデーシュ州のサヘート遺跡のひとつを構成する。1.65km^2祇園精舎の一帯は歴史公園に指定されている。  wikiより

 

先日の山鉾巡行の際、アクシデントが発生し、鶏鉾が立ち往生してしまいました。木でできた車輪が割れて後続の鉾が鶏鉾を追い越して巡行する前代未聞の前祭(さきまつり)行列。鶏鉾と月鉾が並んですれ違う様はひやひやものでした。10トンから11トンの重さがあるそうですよ。怪我人がでなくて何よりでした。

京都祇園祭の図

そして、日本三大曳山祭祇園祭秩父夜祭高山祭のひとつである高山の「まつりの森ミュージアム」へ行った時のご紹介をすこし。

祭屋台の建立は江戸中期と伝えられているそうです。こちらでは「神楽台」「金鶏台」「臥龍台」「金時台」「福寿台」「龍虎台」「力神台」「竜王台」。

からくり人形の上映スケジュールがあり、からくり人形師・萬屋仁兵衛の最後の仕事(作品)がご覧になれます。桃が割れて紙吹雪が勢いよく舞う仕掛け。これはおみくじになっているのでからくり人形上映の楽しみでもありますね。

世界一の大太鼓が入口をはいってすぐにありました。山を掘削して造られているので館内の室温は夏場でも20℃くらい。かなり涼しいです。はっぴの貸し出しがありました。

総木曽桧造り金地打ち出し板総貼り 下り棟蕨手金地打ち出し金具付き約3トンのお神輿は日本一の大きさだとか。

高山祭は「春の山王祭」と「秋の八幡祭」の総称。山王祭は江戸時代前半1692年の記録に、40年前から3年ごとに祭礼が行われていたとあるそうです。八幡祭は1716年の記録が最も古く(享保元年)、享保3年には4台の屋台を曳いたとの記録が残っているそうです。山車や曳山のことを、高山など中部地方の一部では「屋台」と呼びます。

後世に残したい匠の技

私財を投じ、最先端の科学技術を駆使して日本初の地中ドームを完成させ「飛騨高山まつりの森」をつくった中田金太翁の像。

地中ドームの奥には壁一面に貼られた水晶と大明神。

 

一見の価値ありです。