今週のお題「名作」
上映は2024年の秋ですが、きっと「名作」といわれる映画になるでしょう。
映画『ら・かんぱねら』
こんにちは。
海苔師の徳永義昭さんをモデルにした映画のクラウドファンディングの話題をオンラインで読んでいるときです。ピアニスト フジコ・ヘミングさんが亡くなったというネットニュースが目に飛び込んできました。92歳でした。
私が徳永さんを知ったのは、民放の「さんまと珠緒のあんたの夢叶えたろか」というタイトルの番組です。
50歳を過ぎた漁師さんがある日、フジコ・ヘミングさんの演奏するリストの難曲といわれる「ラ・カンパネラ」に心打たれ、自分も弾きたいという一途な思いだけで毎日練習し、7年後には弾けるようになった。その徳永さんがフジコ・ヘミングさんにお会いして自分の演奏を聴いてもらいたい、という切実な願いを番組が叶えるんですよね。そしてふたりでピアノを弾く。もう、ほんとうに夢のようなハートフルなお話でとっても感動したのを憶えています。
監督の鈴木一美さんもきっと同じ番組をご覧になり感銘を受けられたのでしょうね。
この人の実話を映画にしたい、夢を諦めないで頑張ることをたくさんの人に伝えたい、そう思ったのだと思います。
海苔師の徳永義昭さん役をジャパンアクションクラブ出身の伊原剛志さんが演じます。今年の秋には全国の映画館で上映されるそうです。今からとても楽しみにしている作品です。
そのタイミングで飛び込んできたフジコ・ヘミングさん逝去。
ピアニスト フジコ・ヘミングさんを偲んで。追悼番組としてNHKが急遽再放送を決定したようです。
耳が聞こえなくなる苦難を経験し、60代後半から人気ピアニストとして活躍するようになったフジコ・ヘミングさん。彼女の生きざまは、まさに❝有為の奥山 今日越えて❞だったのではないでしょうか。
NHK BS 5月4日午前11時00分~
『フジコ・ヘミング ショパンの面影を探して ~スペイン・マヨルカ島への旅~』
Eテレ5月4日午後10時00分~
『フジコ~あるピアニストの軌跡~』
有為の奥山 今日越えて(うゐのおくやま けふこえて)
「有為の奥山 今日超えて」という句は、人生の中での様々な困難や試練、つまり「有為」と言われるこの世の全ての出来事や感情を、山と見立てて、その山を今日も乗り越えていく、という意味です。
※本日の画像はフリーサイトACよりお借りしました。