今日の一枚、今日のひと言

趣味のことやドラマ映画の感想など書き留めておきたいこと・覚えておきたいことを記していきます

ブルーカーボンと海

こんにちは。

昨日、フロリダ半島のロウアー・キーズと呼ばれる南部の島々の約50kmにわたる海域で魚が回転しながら死んでしまう原因不明の奇病のニュースをオンラインで知った。
原因としては、赤潮、神経毒を産生する有害藻類、低酸素や高温、寄生虫などが考えられるが、どれも当てはまらないらしい。
サンプルで採取された魚の中にはシガテラ毒(シガトキシン)を含むものがあり、これを人間が食べると食中毒を起こす。
シガテラは環境ストレスを受けているサンゴ礁域で多く見られるそうだ。
サンゴの白化を引き起こす海水の温暖化や水質汚染が深刻な問題になっているというキース諸島。
世界に発信することで原因究明のためのよい知恵がないか、協力を求めているという内容だ。

また、香川県さぬき市の日本ドルフィンセンターでは漂流してきた海中のゴミを拾ってくるバンドウイルカが話題となっている。
過去にプラスチックのゴミをのみ込んで体調を崩したイルカがいた。
誤飲を防ぐための策としてゴミを運んでくれば、エサをあげる訓練をしたそうだ。
驚いたことに1.5cm角のプラスチックゴミまで見つけるようになったという。……イルカってホント賢いよね。

先週の金曜日、3月22日はWorld Day for Waterだった。世界水の日(3月22日 記念日)
これは国際デーの一つ。英語表記は「World Day for Water」または「World Water Day」。
水の大切さや、きれいで安全な水を使用できるようにすることの重要性を世界中で考える日。
日本では8月1日が「水の日」で、「世界水の日」は、世界的な観点から水の貴重さや大切さについて一緒に見つめ直す「地球と水を考える日」としているそうだ。


ブルーカーボンは地球温暖化の切り札になるのかな?
ブルーカーボンとは、「海の生物の働きによって、海に吸収・貯留されている二酸化炭素由来の炭素」のこと。
植物が光合成によって、大気中のCO₂を吸収する。陸上で森林などが吸収し、貯留する二酸化炭素由来の炭素をグリーンカーボンと呼ぶのに対し、海藻などの海の生物が貯留する炭素をブルーカーボンと呼ぶ。
グリーンカーボンに対して、長期にわたり炭素の貯留ができるため、地球温暖化の原因となるCO₂の新たな吸収源としても注目を集めているそうだ。



先週はブラジルで観測史上一番の熱波と報道された。
3月17日9時55分に体感温度62.3℃を観測。聞いただけで倒れそうな温度。
リオでは水不足が深刻化している。
世界気象機関(WMO)は「地球の平均気温が0・1℃上がるごとに、熱波や干ばつ、森林火災など極端な気象現象の規模が大きくなる。」大惨事を引き起こす可能性を呼びかけている。


※「熱波」(heat wave)は世界気象機関(WMO)によって、「平均最高気温を5℃上回る日が5日続く」と定義されている。