今日の一枚、今日のひと言

趣味のことやドラマ映画の感想など書き留めておきたいこと・覚えておきたいことを記していきます

映画『女王陛下のお気に入り』と今朝のおめざ

こんにちは。
2度目のアカデミー賞最優秀主演女優に輝いたエマ・ストーンの出演作「女王陛下のお気に入り」を見てみました。

今朝のおめざ*枝豆のグリルパン

今年のアカデミー賞11部門にノミネートされた「哀れなるものたち」を手掛けた監督の作品です。
女王陛下のお気に入り」は2018年のアカデミー賞では10部門でノミネートされ、最優秀主演女優賞をオリヴィア・コールマンが受賞。エマ・ストーン助演女優賞にノミネートされました。
18世紀初頭、英国はオーストリア側に付き、フランスと戦争中
その時代の史実を元に、宮廷における3人の女性たちの戦いを描いています。
アン女王、親友である側近のマールバラ公爵夫人サラ、サラの従妹で没落貴族の娘アビゲイル
アビゲイルにとって、女王の寵愛を受けて権力を掌握することは生家復興の大チャンス。
洗い場の下働きから、頂点にのぼりつめる、したたかな女性をエマ・ストーンが巧みに演じていました。

<監督>ヨルゴス・ランティモス
<脚本>デボラ・デイヴィス   トニー・マクナマラ
<キャスト>
アン女王 *オリヴィア・コールマン
アビゲイル・メイシャム *エマ・ストーン
マールバラ公爵夫人サラ *レイチェル・ワイズ
ロバート・ハーレー * ニコラス・ホルト
サミュエル・マシャム大佐 -*ジョー・アルウィン
マールバラ公爵ジョン *マーク・ゲイティス
シドニーゴドルフィン *ジェームズ・スミス
メイ* ジェニー・レインズフォールド

歴史コメディー映画 120分

「哀れなるものたち」はスコットランドの作家アラスター・グレイによる小説を映画化したものですが、(“18禁”という映画を今まで観賞したことがなかったので。「エマニエル婦人」もみていないのです)久しぶりに劇場へ足を運んだ私は、ギョッとしました。あくまでも個人の感想ですがアカデミー賞作品賞の大賞に選ばれるような作品とは思えません。
エマ・ストーンの体当たり演技を評価し絶賛する声は多いですけどね。
ヨルゴス・ランティモス監督の他の作品はどうなんだろうと思い、調べてみたら「女王陛下のお気に入り」もそうですし、「ロブスター」(開始17分で見るのをやめた)もなんですが、監督のエロチシズム全開で品のない会話がどの映画にも出てくる……。
紳士や淑女の裏の顔というか、隠された本質をコミカルに暴いてみせてくれるのが監督の手法とでもいうべきでしょうか……。
この変質者と紙一重のところが鬼才といわれる由縁なのでしょう。

ただ、美術的効果は本当に素晴らしいと思います。「女王陛下のお気に入り」のロケ大半がイギリスのハット・フィールドハウスで撮影されたそうで天井や壁の装飾品や絵画、インテリア調度品、衣装のどれも息をのむような美しさです。


女王陛下のお気に入り」この映画を観て、エマ・ストーンが次回作に抜擢された理由がわかったような気がしました。
エマ・ストーンヨルゴス・ランティモス監督のお気に入りのようです。

エマ・ストーンヨルゴス・ランティモス監督のタッグ3作目が今年6月21日にアメリカで公開されるそうです。
タイトルは
カインズ・オブ・カインドネス(原題) / Kinds of Kindness