今日の一枚、今日のひと言

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ストーリーテラーの映画「インクハート / 魔法の声」

こんにちは。

この映画の原作はコルネーリア・フンケ(Cornelia Funke、1958年12月10日~)という女性でドイツの児童文学・ファンタジー小説作家。
『竜の騎士(原題:Drachenreiter、1997年)』でチューリヒ児童文学賞を受賞。
2002年に『どろぼうの神様(原題:Herr der Diebe、2000年)』の英語版が出版されアメリカベストセラーのリストにランクインする。
「ゴーストハンター」 「氷の足あと」 「サンタが空から落ちてきた」 「ポティラ-妖精と時間泥棒」 「魔法の言葉」など。

日本では劇場未公開作品。
ちなみに2009年の夏休みには「ハリー・ポッターと謎のプリンス」が公開されている。
ハリーの強力な魔法に負けちゃった?かな。
     

2009年 106分 アメリカ・イギリス・ドイツの合作映画 ファンタジー
監督 イアン・ソフトリー
脚本 デヴィッド・リンゼイ=アベアー
音楽 ハビエル・ナバレテ

キャスト
ブレンダン・フレイザー  イライザ・ホープ・ベネット  ポール・ベタニー  ヘレン・ミレン  アンディ・サーキス  シエンナ・ギロリー
あらすじ
本の修理屋である主人公モー。彼はある書店で探し求めていた「インクハート」という本を見つける。
本を朗読すると本の中のキャラクターを現実に呼び起こすことができる特殊な能力を持つ主人公のモー。
娘メギーの安全のため、2人は大叔母のエリノアの元を訪れていた。メギーがエリノアの書庫で本を読んでいると怪しげな男たちが現れ、モーたちは連れ去られてしまう。
過去に、インクハートの読み聞かせをしていると、モーたちの前に本の登場人物が現れ始めた。
悪党である「カプリコーン」や魔法を操る「ホコリ指」。
そしてカプリコーンに襲われそうになったとき、ホコリ指のおかげで難を逃れた。
しかし代わりに妻のレサが本に閉じ込められてしまったのだ。
本の中へ帰りたいほこり指はモーにインクハートを朗読するよう頼むが、カプリコーンはなんでも手に入るこの世界は居心地が良く本の中へは帰りたくないとインクハートを暖炉で燃やしてしまう。
下手な読み手、ダリウスの朗読によりレサは本の世界を抜け出すことはできたが、声を失ってしまった。
逃げることを計画するレサ。ほこり指に1枚の絵を見せ、レサが自分と入れ替わりに本に閉じ込められたモーの妻であることに気付く。
インクハートの作者フェノグリオの家で朗読を始めたメギーもモーと同じ能力を持っていた。
メギーの朗読により「影」が現れ、レサたちに襲いかかろうとしたとき、フェノグリオが書き換えた原稿を犬のトトがメギーの元へと運び、モーはメギーに原稿を書いて朗読しろと指示。
メギーの書いた通りに、メギーの朗読により正しい世界へと戻っていく生き物たち。
そしてメギーは「本の世界へ行きたい」という作家フェノグリオの願いも叶えてあげた。

物語がゆっくり流れるテンポに退屈だという人も、いるかもしれない。
どんな映画も賛否はつきもの。だけど小さな子供から大人まで楽しめる。
これは妻であり母親であるレサを救おうと1冊の本をめぐり奮闘する父と娘の心温まるファンタジー映画だ。

本日の映画のおともは、Mary'sチョコです。