今日の一枚、今日のひと言

趣味のことやドラマ映画の感想など書き留めておきたいこと・覚えておきたいことを記していきます

Z世代の世界観と映画「愛唄ー約束のナクヒトー」

「駆けろ、想い『今しかない』」がキャッチコピー。
映画は窓から見上げた空にジェット機が飛行機雲を描いて飛んで行くシーンからスタートします。
GreeeeNの映画プロジェクト第二弾。事実に基づいた青春の淡いラブストーリーです。
「ナクヒト」はGReeeeNによる造語で「涙するほど全力な人」という意味が込められているらしい。

個人的な感想を最初に言いますと、感動的な物語だった。…ですね。(*^-^*)
胸にグッとくるものがあって何度か泣きそうになった作品でした。
ただ、今のZ世代はこの作品を観てどう受け止めるのだろうと興味がわきました。
      

昨年、内閣府が公表した「令和4年版男女共同参画白書」によると
「20代男性の約4割がデート経験がない」「恋人の有無はステータスに関わらない」と回答した割合は60.3%という調査結果で
恋愛に対するモチベーションは高くない、「若者の恋愛離れ」が話題になりました。
Z世代を中心にしたトレンドワード「蛙化現象」をご存知ですか。
好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることが明らかになると、反転して嫌悪感を抱くようになる現象のことだそうです。
見たことないけど、ここ数年、恋愛リアリティ番組などがZ世代には人気なようです。
それと「推し活」。
同じ世界観が好きな人は性格や趣味が一致することも多く、特定の人物との距離感を測る判断軸として“世界観”が有効だ、というのがZ世代の共通認識になっているようです。
      
      ※ この画像はAmazonからお借りしました(フリー写真AC)

映画「愛唄ー約束のナクヒトー」2019年の作品で2時間7分。
主演は横浜流星さん、ヒロイン役に清原果耶さん。ふたりともまだ若ーい。初々しいです。
清原さんは、14歳で詩集を出す作家(伊藤 凪)という役どころ。
横浜流星さんは恋愛経験のない奥手の大学生の役。

監督:川村泰祐   脚本:GReeeeN、清水匡   音楽 : GReeeeN


あらすじは余命三ヶ月の主人公・透が一冊の詩集を拾い、詩集の持ち主で引退した女優や学生時代の友人との出会い、
その延長線上にいた闘病生活を送る凪という少女と知り合い、恋に落ちる。
学校へ行ったことのない凪のために高校の制服を用意して病院を抜け出し、少しだけ学生気分を味わう。
二人乗りの自転車のシーンとか、ごくごく身近にありそうで。なんだか学生時代にタイムスリップしたよう。
「朝日を見てみたい」という凪の夢を叶えようと奮闘する透。
凪は逝ってしまうのだけれど、二人にとっては充実した三ヶ月。
そして透は短い三か月を全力疾走で生きた。健康で長生きできればそれにこしたことはないけれど
短くても充実した時間を送ることに意味がある、「ナクヒト」はそれを伝えている。



◆Z世代の語源・由来はアメリカから伝わってきました。世代分類を指す言葉です。
広がったのはアメリカの「ジェネレーションZ」から来ていて、そこからZ世代という言葉で日本国内で広がりました。
読み方はそのまま「ゼット世代」です。
「1990年半ばから2010年代生まれの世代」を指すことが一般的です。