今日の一枚、今日のひと言

趣味のことやドラマ映画の感想など書き留めておきたいこと・覚えておきたいことを記していきます

LION / 25年目のただいま

こんにちは。

激しい雨音で深夜に目を覚ましてしまいました。

人口が世界一と言われるインドでは、群衆事故がたびたび起きています。インド北部ウッタルプラデシュ州の町で今月2日、ヒンドゥー教の儀式に参加していた信者が相次いで転倒、121人が死亡したと報じられました。犠牲者の多くは女性や子どもだったそうです。この宗教儀式には25万人余りが参加していたらしく、そして貧富の差が著しいインドでは、行方不明になる子供は毎年8万人以上といわれています。

 

 

『LION / 25年目のただいま』1時間58分 2016年作品(日本では2017年の公開)

イギリス・オーストラリア・アメリカ合作映画

サルー・ブライアリーの回想録『25年目の「ただいま」 5歳で迷子になった僕と家族の物語』を基にした映画

監督:カース・デイヴィス

脚本:ルーク・デイヴィーズ

原作:サルー・ブライアリー

出演:サニー・パワール、デーヴ・パテール、ルーニー・マーラ、デビッド・ウェナム、ニコール・キッドマン

<あらすじ>

インドのスラム街で育ったサルーは、5歳の時に仕事を探しに行く兄の後を追いかけ、見知らぬ町の駅のベンチで兄が戻るのをひとり待っていたが待ちきれず、兄を探して間違った列車に乗ってしまいます。自宅から数千マイル離れたカルカッタで下車した少年は綺麗な女性に声をかけられ、そのアパートでシャワーを浴び、食事を用意してもらうのですが、夜になったら迎えに来るという男に、直感的に身の危険を感じ(おそらくは身寄りのない子を奴隷や臓器提供などの人身売買を目的としている人たち?)そのアパートから逃げ出してしまいました。

 

その後、保護されてオーストラリア人夫婦の養子になり、何不自由のない生活で大学まで通わせてもらい、幸せな日々を送っていたサルー。彼はある日、友人宅でインドの揚げ菓子を見て(揚げ菓子はたぶんジャレビだと思う)子供の頃のかすかな記憶を思い出し、自分のルーツを探そうと動き始めるのです。そして友人が提案したGoogle Earthを駆使してインドの自分の家と自分の家族を見つけ、母親や妹と再会するという内容でした。

25年間行方の分からなかったサルーは2012年に故郷インドに戻りました。

実は兄のグドゥは、サルーがひとりで飛び乗った夜汽車とは別の汽車に撥ねられ死んでいたのです。サルーが駅のベンチで待っていたそのすぐ近くで25年前に死んでいたのでした。神様の悪戯はあまりにもむごい。

しかも幼かったサルーは自分の名前を間違えて覚えていたそうです。本名はライオンという意味の「シェルゥ」。

養父母に恵まれ、高等教育を受け、素直で真っ直ぐな青年に成長できてよかったです。あまりにも現実離れしていてフィクションにしか思えないですけど、実話なんですね。運が強いというか、周囲の人に恵まれていたし、彼自身、人を見分ける能力を持った賢い人なのだと思いました。

 

オーストラリア映画協会賞では子役のサニー・パワールが主演男優賞、デーヴ・パテールが助演男優賞ニコール・キッドマン助演女優賞を受賞しています。第89回アカデミー賞6部門ノミネート、ゴールデングローブ賞など多数のノミネート。

 

この映画気になった方、是非。感動をお約束します。

 

Google Earth(グーグルアース)は、Googleがインターネットを前提として開発したバーチャル地球儀システムである。世界中の衛星写真を、まるで地球儀を回しているかのように閲覧することができる。クライアント・ソフトウェアは2005年6月28日から無料配布が開始された。

このバーチャル地球儀システムのアイデア自体はGoogleが生み出したものではなく、メディアアート作品の制作会社であるART+COMが、1994年に商業目的でTerravisionとしてアイデアを考案・システムを開発し、特許まで取得していたもの。  wikiより

 

Haral スイートジャレビ 500g シディク Siddique Sweet Jalebi

※ジャレビ jalebi  映画で出てきた揚げ菓子・ストリートフード

揚げ菓子で、かりんとうをシロップに漬けた感じのスイーツ。
オレンジに着色した柔らかい小麦生地を、くるくると流し込むように熱い油に入れて揚げて、甘いシロップに漬け込んで出来上がり。路上で揚げている露店も多く、安くて簡易なおやつとして重宝されているスイーツ。(画像はamazonサイトよりお借りしました)映画ではオレンジではなく、もっと朱色のドーナツに見えました。