今日の一枚、今日のひと言

趣味のことやドラマ映画の感想など書き留めておきたいこと・覚えておきたいことを記していきます

梅花藻の散歩みち#水無神社

こんにちは。

 

梅雨さなかの貴重な晴日。山形県遊佐町を流れる牛渡川の「梅花藻」の名所がNHKニュースで紹介されていました。ただ今あちこちで梅花藻ラッシュ。Yahoo!ニュースで話題になっていた梅花藻を見に飛騨一ノ宮水無神社(ひだいちのみやみなしじんじゃ)へ行って来ました。

梅花藻(バイカモ)はキンポウゲ科水草で、水温14℃前後の清流で生息する植物で透明度の高い綺麗な川でしか見られない珍しい水草です。場所は神社から常泉寺川500mくらいのあたり。

火野正平さんが「こころ旅」で訪れた近江の中山道醒井宿。地蔵川で一度見た記憶がかすかに残っています。もう随分前のことですが。

観賞は晴れた日が数日続いたあとが適しています。常泉寺川の水、澄んでいますように。

行ってみると……あら、川の水位が極端に低い…!

これでは近くで撮れないじゃないの。

河岸には桜並木とマツバギクタチアオイ

遠すぎてスマホではこれが限界?

なかなかの雰囲気があります

梅花藻

飛騨一ノ宮水無神

島崎藤村の父正樹が宮司を務めた神社でもあり、旧宮村の秋を詠んだ句碑も残されています。島崎藤村の著書「夜明け前」の主人公・青山半蔵の元になった人で、宮村の晩秋を詠んだ短歌「きのうけふ しぐれの雨と もみぢ葉と あらそひふれる 山もとの里」の歌碑もありました。

絵馬殿

水無神社は位山(くらいやま・標高1,529m)を神体山として祀る神社でこの辺りでは大きな神社だと思います。

歴史上にあらわれるのは平安初期、貞観9年(867年)に従五位上の神位を授けられた記事にはじまるそうですから、古く由緒ある神社ですね。

社名の水無は諸説あり「水主(川の水源をつかさどる神)」の意味であり、『みなし』(水成)または、『みずなし』とも読み、俗に『すいむ』と音読することも。?!

社前を流れる宮川の川床があがり、流れが伏流して水無川となることから、水無(みなし)川、水無瀬(みなせ)川原、鬼川原(覆ヶ川原)などの地名となったそうです。

 

こちらの神社には神馬伝説というのがありまして稲喰神馬(黒駒)と祈晴神馬(白駒)の伝承です。

 

稲喰(いなはみ)の馬という木造の神馬2頭が神馬舎に安置されています。古くから神馬の伝説、「稲喰神馬(いなはみしんめ)」が語り継がれています。

稲喰(いなはみ)の黒駒>

作者は不詳、古来より名匠「左甚五郎」の作と言い伝えられています。
昔々に毎夜厩舎を出て農作物を荒らし、収穫の頃の稲穂を食ったとして村民が黒駒の両目を抜き取ったところ、以来耕作地を荒らすことが止んだと伝えられます。
此の神馬は極めて素朴な作りだが、解体は至難の業と言われる。

<祈晴の神馬 白駒>

元は黒駒で作者は飛騨の工匠の武田万匠とされます。明治15年に大池宮司が体は白く尾と髪が黒い川原毛と呼ぶ彩色に塗り換えました。その時に腹に武田の銘が入っていたといわれます。
古来祈晴れの神馬として連日の降雨、毎年例祭前の祈晴祭には神前に黒駒と共に引き揃えて祈晴祭を執行する古例があります。
明治36年に行われた大祭では、飛騨一円の博労衆が醵金(きょきん)して、再び黒馬に塗りかえ、その後に大正天皇の御大典の記念として現在の白月毛に化粧され、台輪も金具付きの立派なものになったといわれます。

公式HPより

 

 

飛騨一ノ宮水無神

岐阜県高山市一之宮町5323

 

 

 

 

お題「好きな植物は何ですか?」