今日の一枚、今日のひと言

趣味のことやドラマ映画の感想など書き留めておきたいこと・覚えておきたいことを記していきます

「World Habitat Day」と映画『落下の解剖学』

こんにちは。

10月第一月曜日は「World Habitat Day」です。

1985年(昭和60年)に制定された国際デーのひとつでハビタットhabitat)とは、住居、住まい、生息地などの意味があります。毎年この日を記念して、世界の都市や地域の町づくりに関するイベントが実施されています。

今年のノーベル各賞の発表が7日から始まりますよ~!

バーコードの日でもあります。

バーコードを発明したのは、1949年(昭和24年)、アメリカ・ペンシルベニア州のドレクセル大学の大学院生であった、バーナード・シルバーとノーマン・ジョセフ・ウッドランドだった。アメリカの食品チェーン店が、レジスターの行列を解消させる方策として実用化。

バーコードとは、縞模様状の線の太さによって数値や文字を表す識別子。数字・文字・記号などの情報を一定の規則に従い一次元のコードに変換している。また、ドットを縦横に配列し多くの情報を表す、二次元コードも普及しており、代表的なものにデンソーウェーブのQRコードがある。一般的な商品で使われるものは、日本がJANコード、ヨーロッパがEAN、北米がUPC郵便事業ではカスタマバーコードなどが使われる。

そしてミステリー小説(推理小説)の先駆者であるアメリカの小説家エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe、1809~1849年)が40歳で亡くなりました。この日をミステリー記念日というそうですが。知ってました?

 

映画『落下の解剖学』 152分 2023年公開 フランス映画

監督*ジュスティーヌ・トリエ

脚本*ジュスティーヌ・トリエ アルチュール・アラリ

出演*ザンドラ・ヒュラー スワン・アルロー ミロ・マシャド・グラネール アントワーヌ・レナルツ サミュエル・セイス ジェニー・べス 他

 

第76回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品です。第96回アカデミー賞では脚本賞を受賞しました。前評判の非常に高かった映画ですが、ラスト私はモヤモヤしたものが残り、正直 え?おわり?という感じでしたね。

ストーリーは犬との散歩から戻った視覚障害弱視)の少年・ダニエルが、山荘のまえで血を流して倒れている父親・サミュエルを発見し、母親を呼びます。山荘のロフトをゲストハウスにしようと作業をしていたサミュエル。警察の捜査で、転落死かと思われていたサミュエルの死因に不審な点がみつかり、ドイツ人の母親でベストセラー作家のサンドラに夫殺しの疑いがかけられました。旧友の弁護士に弁護を頼み、法廷に立つサンドラ。

法廷では、サミュエルが内緒で録音していた証拠品から夫婦喧嘩の内容が。同じく作家のサミュエルの原案をもとに自分の小説として発表したこと、息子の眼の障害のこと、フランス語が話せず、母国語でない英語での会話から生じる意思疎通がうまくいかないストレス、そして同性との不倫など、サンドラにとって不利なことが公の場で晒されていきます。

最後は証言台に立った息子のダニエルの証言によって無罪を勝ちとるのですが、状況からいくとサンドラは限りなくグレーで、ひょっとしたら息子のダニエルが父親を突き落としたのかな?と視聴者に思わせるような展開で物語は進んでいく。

ダニエルの証言によってはサンドラやダニエルの未来が大きく変わってしまうのですから。

でも父親のサミュエルは息子の眼に障害をおわせてしまったこと、妻の不倫、自分も作家でありながら小説が書けないこと、様々な悩みやストレスををかかえていたのでしょうね。金銭的な理由からサミュエルの故郷であるフランスの山奥に引っ越し、結婚した当初は仲が良かったのに、性格や考え方、言語の違いで夫婦が崩壊してしまう。

サスペンス映画というよりも家族とは何か、生きるということは何かを考えさせられた作品でした。

 

先週BS松竹東急で松本清張の映画を5夜連続で放映していたので『落下の解剖学』のあとに『疑惑』を観ました。証言台に立つ人の言葉ひとつで無実の人を有罪にすることもできるのだということを学びました。

今朝のおめざはポテトサラダパンです。