今日の一枚、今日のひと言

趣味のことやドラマ映画の感想など書き留めておきたいこと・覚えておきたいことを記していきます

航空宇宙博物館&航空祭2023

こんにちは。
なかなか行けなかった「かかみがはら航空宇宙博物館」見学と美濃に伝わる「立花六角堂」の昔話です。
11月は「空宙博」。場所は岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で、11月12日には岐阜基地航空祭2023が開催されました。
コロナの影響で5年ぶりの開催となったそうです。
来場者数11万8000人とか13万人とか、報道各社によって違いはありますけど
とにかく全国からたくさんの方々がブルーインパルスのアクロバット飛行を観に来られていました。

スマホではこれが精一杯。。。

曇天でしたが、雨が降らなくて本当によかった……。


【LIVE】ブルーインパルス 岐阜基地航空祭2023/11.12(日)13:00~(Blue Impulse) - YouTube


www.sorahaku.net

美濃に伝わる「立花六角堂」の昔話
あらすじ
昔、岐阜の立花に地蔵坂峠という峠があった。

ある日、飛騨からやって来た一人の大工がこの峠を通りかかった。すると突然霧が出てきて、その中に六角のお堂がぼんやりと現れた。よく見ると、お堂の前に一人の坊さんが、何か言いたげで寂しそうな顔をして立ちすくんでいた。

不思議に思いながら峠を下り、寺があったので住職に今の出来事を話した。その話を聞いた住職は「うんと昔、たいちょう(泰澄?)という坊さんがあの峠の頂きにお堂を建てて、旅人の安全を願ったり茶の接待ををしていたそうだ。たいちょうさんが亡くなられてからは、とうとう朽ち果ててしまった」と話した。

それを聞いた大工は峠に戻り、峠の木で幻の中に見た六角堂を作り始めた。大工は鬼気迫るような勢いで六角堂を作りはじめ、次の日の昼、六角堂は出来上がった。住職は、これが話に聞く名大工「飛騨の匠」ではないかと思った。

それからしばらくした日のこと、一人の男が六角堂を眺めていた。男は「よほどすごい腕前の人が作ったのだろう」と感心していた。そこで住職は、旅の大工が丸一昼夜でこのお堂を建てたことを話して聞かせた。男と和尚が六角堂の中も見ていると、さっと風が吹いて六角堂の入り口の扉が閉まり、中に閉じ込められてしまった。

住職は扉を開けようとしたがまったく開かない。旅の男は「これは中からは開かない」と言って、ノミを取り出すと木片を削り始め、まるで生きているようなカラスを彫った。その木彫りのカラスは、男の手から飛び立つと、六角堂の外に飛び出し、大きな声で鳴き始めた。

そのカラスの声に呼び寄せられるように、たくさんのカラスが集まってきた。あまりのカラスの数に驚いた村人達はただごとではないと思い、地蔵坂峠の上に集まってきた。村人たちによって、住職と男は外に出ることができた。
住職は「この間の大工は飛騨の匠、あの男は話に聞く『左甚五郎』ではないか」と思った。こうして霧の中に現れたたいちょうさんの願いが叶い、人々に忘れられていた六角堂が再び地蔵坂峠に出来上がった。そしてこの六角堂は、旅人の安全を願って今も長良川の上流、立花の地蔵坂峠の頂上に建っているということだ。

(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)