こんにちは。
2023年の十五夜・中秋の名月(旧暦8月15日)は、9月29日(金)です。
秋の七草のひとつであるススキは神様の依り代と考えられて稲穂に見立てたススキがお供えに選ばれたといわれています。
十五夜にはお団子を15個お供えしますが、並べ方があるようで下から9個、二段目に4個、三段目には2個です。
お団子は白玉粉と上新粉を混ぜ、上白糖を少し加えて作ります。
「芋名月」ともよばれ、私の家ではサツマイモや栗、長十郎(梨)を一緒にお供えしていましたよ。
子供の頃、お手伝いでお団子をまるめた経験ありませんか?
お月見団子は懐かしい、家族と過ごした思い出の食べ物です。
子供の頃はそうやって家族でお月見をしたものですけど。
いまは・・・・そんなことしなくなりましたよね。
お月見セットなるものがスーパーや百貨店で売られていますし、
通販でいろいろな産地のものが手に入る時代です。
三重県と奈良県の県境にある「曽爾高原(そにこうげん)」はススキの名所で有名です。
以前ハイキング倶楽部のグループでお出かけしたことがありました。
となりのトトロが出てきそうなススキの群生地で、圧巻のスケールです。
そういえば、みんなジブリファンでススキの大海原に大はしゃぎでした。
ススキの別名はイネ科ススキ属の植物で「尾花」といいます。
ススキを漢字で書くと「薄」、漢字本来の意味では「芒」が正しいようですが、どちらも「ススキ」と読みます。
与謝蕪村は
江戸時代中期の俳人で、松尾芭蕉や小林一茶とともに、有名な江戸時代の俳諧師。
与謝蕪村の詠んだ句に
「山は暮れて野は黄昏の薄かな」
この句は まさに曽爾高原の夕景を詠んだのでは?と、錯覚してしまうほどです。